自作色画用紙スピーカーの作りかた

(自作コーンスピーカー入門)


スカイプ英語通訳します

オークションで色々なフルレンジスピーカーが出品されていますが あるものは高価に取引されあれっと思う 値段で売られ、私には驚くことが時々あります。以前オークションで1000円で落札したヤマハのコーン紙のみすぼらしい25cmアルニコスピーカーをコーン紙を張替え22000円で売ったことがあります。

これが22000円で売れたスピーカーです。

この改ざんされた色画用紙の音質ですが 自分で言うのもなんですが大変美しい迫力のある音がし 手元に置きたかったですが 貧乏人すぐ売りました。儲かった(笑う)改造費用はキョン種セーム皮色画用紙ボンド(G17)で2500円ぐらいです。儲けを計算する(笑う)

所で良い音のするフルレンジスピーカーはどんな条件を持っているでしょうか?ドイツ製でしょうか?アメリカ製でしょうか?スピーカーを構成する部品は磁器回路 ボイスコイル 振動板 エッジ ダンパーしかありません。これらは メーカーの聖域であって自作してはいけないのでしょうか?メーカーは研究を尽くしていて メーカー製 やドイツや アメリカの技術が優れているのでしょうか?

答えを言います。コーン紙が軽くて堅い。磁石はアルニコが強いのが良い。エッジはなるべく無い方が良い。ダンパーは布ダンパーは優れていて かならずしも蝶ダンパーでなくても良い キョン種のセーム皮は案外エッジとして優れている。

ドイツ系はボイスコイル径が小さいので 自然な音がします。アメリカ系はボイスコイルの径が大きいので馬力が出ます。これはあくまでも好みの問題です。

アルニコ磁石

高音が澄んだ音がし 安心して楽しめる音がします。

フェライト磁石

 荒々しい音がして 一度アルニコ磁石でスピーカーを作ると二度と作りたいと思いません。

ネオジウム磁石

 特筆すべきは小型ですが とにかく力強い音がしますが アルニコのように澄んだ音であるとは限りません。ただ後藤ユニットの 後藤精弥氏はネオジウムは磁束収束性はアルニコに劣り 「私は自社のスピーカーには使いたくない」とおっしゃられていました。

私が今までメーカー製のスピーカーを自作の紙に変えて 成功したと思ったユニットはJBL LE8T 、ヤマハJA2070、 タンノイの38cmHPD385、アルニコサンスイの16cmアルニコユニット上述のヤマハの25cmそれから数え切れないぐらいのアルニコスピーカーがあります。

失敗したと思ったのは JBLのD130とJBLD208でした。自作の紙に変えたとたんに 馬力が消失しました。

失敗の原因

ある文房具屋さんでもらった紙で作ったスピーカーがJBLにそっくりな音がするという経験をしました。JBLの紙は 軽くて堅いという条件をみたしていました。最近のJBLのウーハーに見られる重い厚い紙ではありません。JBLのD208、JBLD131、JBLD130のDシリーズや プロシリーズの紙にみられる高能率の紙を指します。これらのスピーカーは無闇にf0を下げずにエッジがスピーカーに対するばねの働きをしています。 アルテックの600B、400Bなどのスピーカーは良く作られていて 同様です

自作して成功する元のユニット

貴方はJBLのLE8T、三菱のP610、ナショナルのゲンコツやアルテックの755Eが最高のスピーカーだと思って いませんか?私は幻想だと思っています。所詮量産スピーカーです。最高のフルレンジスピーカーは妥協せず 励磁型にしたり 超強力アルニコ磁石などを搭載したカスタムメードの品物についていえます。たとえばNet上で 悪口を一杯書かれている氏家高明氏のスピーカーやExactやその他のカスタムメードのスピーカーについて言えることで ヤフーオークションで人気のあるスピーカーは所詮量産品です。話が横道に逸れましたが 良いスピーカーはAR3a が出現してから多数姿を消しました。 密閉箱の中に入れて 空気の圧力を意識して小型箱に入れる前提で設計されたほとんど総ての ウーハーなどが、色画用紙コーンに交換すると少なくとも 音楽的に弾む音がでるようになります。厚いコーン紙は空気の圧力を考慮、重低音を出すことに設計の主眼があります。私はこのページを書くにあたって、私の書いたこと に対し、いっさいの責任を問われない前提に書きます。

原価2000円ぐらいで落札できるスピーカーによる実験

貴方は人相で人の性格がある程度わかるのに、コーン紙の音相はわかりますか?最低の音相ですが、日本では昔ベストセラーでした。これから 写真で改造の模様を示します。材料は色画用紙(0.2mm厚です) ボンドG17、キョン種セーム皮、などです。この紙を小口径の場合 インクジェット用紙、OHPビニール、身近にある材料で実験してください。また柿渋を塗ってみたり カシュウと いう合成漆塗料を塗るのも 違った結果がでます。(色画用紙特有の素直さが無くなって堅い音になりますが、馬力のある市販品に近づく音になります。)失敗は私には 問わずに各自の責任で作業してください。私は色画用紙歴30年になりますから 比較的高価な強力アルニコ磁石で自作を重ねました。

センターキャップをカッタナイフで除去して ポールピースとボイスコイルの間に色画用紙を挿入します。 ほとんどのスピーカーは0.2mmの間隙で出来ています。この作業で正確なセンターリングが出来ます。

はさみとカッターナイフを使って余分なコーン紙を除去する。

安い紙ですから オルファー円切りカッターで 最適と思われるコーン紙を試作してください。色画用紙は100円ショップで100円で6枚買えます。鉛筆の印に注意してください。これが 精度を決めます

ボンドを貼ると歪みますが 平面板に手で押さえたり 鹿皮エッジで周辺を軽く引っ張ると平面性が回復します。

さらに高度の技術として エッジレス化が考えられますが その時は茶碗などを使うと手で押さえなくても 自立します。

型紙を作って エッジを作ります。

作業に入ります。色画用紙でセンターリングが完璧に出来ますから エッジをあまり強く引っ張らずに自然に伸びる程度に引っ張ります。接着剤が乾いたら 色画用紙を取り除いたら それが完成です。

こんな小さなアルニコ磁石ですが 意外な良い音がします。興味のある方は安いスピーカーで実験して技術的自信が付いたら 大きなアルニコ磁石の高価なスピーカーで実験してください。

番外編 これは私がサンスイのSP2002、30cmウーハーの磁石を使って自作した20cmフルレンジスピーカーです。WE755Aなどと勝負させルことが出来ると思われる音質を持っていると思います。(この写真はビニール系の振動板ですが 色画用紙だったころは LE8Tなどは問題にしませんでした)良い音がする条件は軽い振動板と強力なアルニコ磁石です。 中でも軽い振動板が大切です。

自作を支える様々な技術 私はとても不器用です。綺麗な仕事はできません。でも私は30年以上自作スピーカーを製作 中でも色画用紙の音質の素晴らしさがメーカー製にも劣らないことを 実証してきました。ある時私はあるお金持ちの方から JBLのLE8Tのボイスコイルの断線したペアを頂いたことが あります。貴方ならどうしますか?ヤフーオークションでジャンクとして出品しますか?私はボイスコイルの手巻きや蝶ダンパーの自作 ボイスコイルボビンの自作で乗り切ってきました。 ボイスコイルボビンですが これはケント紙で作ればできます。ボイスコイルの手巻きは私が若い時にはできない技術でした。ところが 年が寄って老眼鏡が必要な年になってから 自分で作れるようになりました。コイルボビンの元になる 円形の巻き芯は 真空管 ケミコン その他 なんでも真円度の高いものは 何でもつかえます。(日本の工業製品の真円度は極めて高い)最後に自作蝶ダンパーの写真を掲載します。これは発泡塩ビ板をオルファー円切りカッターで切ったものです。ボイスコイルの自作やダンパーの自作は労多く またメーカー製の布ダンパーやボイスコイルが大変優れていますから 自作はお勧めしません。


現在のスピーカー興味のある方は読み進めてください。損害責任については 貴方の責任にてお願いいたします。マニアたるもの騙したりだまされたり(笑う)

Copy right reserved Masayoshi Tsuchiga と書きますが 自由にコピーして頂いて結構です。実験されたかたはご連絡ください。連絡は私のSkype英語通訳のページから連絡できます。

損害補償については応じません。


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